『亀も空を飛ぶ』
『わが故郷の歌』
『心の羽根』
『パンと植木鉢』
『母と娘』
『カンダハール』
『アフガン・アルファベット』
『ボンベイ』

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クルドの山々よ、高らかな民族の歌を聞け!

愛する人を救うため、楽団は国境を越える。
冬の旅の終りに、彼らが手にした「希望」とは…
世界が注目するバフマン・ゴバディ監督が
祖国なき民、クルド人の喜びと悲しみを
万感の思いをこめて描く感動作。

監督・脚本・製作:バフマン・ゴバディ(『酔っぱらった馬の時間』)
出演:シャハブ・エブラヒミ、アッラモラド・ラシュティアン、ファエグ・モハマディ、サイード・モハマディ
撮影:サイード・ニクザート、シャーリアール・アサディ
音楽:アルサラン・カムカル
編集:ハヘデー・サフィアリ
配給:オフィスサンマルサン 協力:独立行政法人国際交流基金
2002年/イラン/100分/カラー/モノラル/ビスタ(1.85)/クルド語
原題:Gomshodei dar Araq(Marooned in Iraq)

岩波ホール(http://www.iwanami-hall.com)
「戦争で歌は忘れられてしまったわ」
「まさか、人々はみんな歌ってる。歌は永遠だ。人々から歌を取り上げることは出来ない」

戦乱のイラクへ!
個性豊かな3人のミュージシャンの運命的な旅

クルド人なら知らぬ者のない大歌手ミルザのもとに、かつての妻ハナレが救いを求めているという知らせが届く。ミルザは同じミュージシャンのふたりの息子を無理やり引き連れて、平穏なイランからハナレの暮らす戦乱のイラクへと旅立った。国境に近づくにつれ、不気味な爆音が響く中、3人は行く先々でクルドの民族音楽を高らかに演奏した。ようやくイラクにたどり着いた彼らは、美しくも険しい雪山を越え、ハナレがいるという村を目指すが…。果たして彼女に出会うことはできるのか。
クルド人監督が描く平和への願い
デビュー作『酔っぱらった馬の時間』で、一躍国際的な注目を浴びたイランのクルド人監督バフマン・ゴバディの第2作。舞台はイラン・イラク戦争(1980―1988)が終わった後の、両国の国境地帯。クルド民族音楽に彩られた賑やかな珍道中が、戦乱の続くイラクで悲劇の旅へと変わっていく鮮やかな演出に、ゴバディ監督の平和への願いがあふれている。難民キャンプを始め、村の広場の結婚式など、行く先々で披露される主人公3人の演奏は同胞を癒し鼓舞する。そして厳しい現実の中でも、生き生きと日々の生活を営む人々。ゴバディ監督は、縦笛や太鼓、弦楽器など民族楽器を自在にあやつり歌う彼らとともに、クルド人の暮らしを愛情をこめて描いていく。この映画は戦争の非道に対する告発であると同時に、心躍る民族音楽に彩られた生命の賛歌である。
なお、絶妙なコントラストをなす主演の3人を演じているのは、本職のクルド音楽のミュージシャンである。そして撮影はすべてイラン・イラクの現地で行われた。

クルド人とは
国家をもたない「世界最大の少数民族」クルド。彼らはアラブ人、ペルシャ人と並ぶ中東の先住民族であり、トルコ、イラン、イラク、シリアにまたがる山岳地帯に居住している。その人口は現在およそ3000万人と推定され、イラクの全人口(2230万人)を超える。このうち約半数はトルコに、約25%がイランに、約15%がイラクに、約5%がシリアに暮らすと考えられる。『わが故郷の歌』は、イランとイラクの国境地帯に暮らすクルド人の物語である。
ゴバディはこの作品によって、世界のクルド人監督の代表としての地位と、新しいイラン映画における本物の才能という評価を、はっきりと確立した。
ヴァラエティ

我々がバフマン・ゴバディの 『酔っぱらった馬の時間』と出会い、至福のあまり言葉を失ったのは2年前のこと。映画においてもまた人生と同じように、どうやら2回目の方が優れたものになるらしい。
リベラシオン

2000年、『酔っぱらった馬の時間』でカンヌの新人監督賞を受賞したバフマン・ゴバディの2作目は、この若き映画監督の才能を十分に証明している。
ル・モンド

この映画は、愛と人生への讃歌でもある。
フィガロ

ゴバディほどクルドの地を知り尽くしたものは少ない。かの地の栄光と悲惨を、映画に記録する熟達した手腕を持つものは彼しかいない。
ハリウッド・レポーター
2002年カンヌ国際映画祭フランソワ・シャレ賞
2002年サンパウロ国際映画祭最優秀作品賞
2002年シカゴ国際映画祭金の額縁賞
2002年チェルヴィニア映画祭最優秀作品賞
2002年ブエノスアイレス人権映画祭最優秀作品賞
2002年東京国際映画祭正式出品作品
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